この投稿はWebflow社が提供する「Intro to breakpoints」の内容を元に作成しています。
引用元:https://university.webflow.com/lesson/intro-to-breakpoints
日本語版Webflow Universityでは、Webflowの基本的な使い方を解説しています。
Webflowに実装された7つのレスポンシブブレイクポイントを利用して、メディアクエリをコーディングすることなく、モバイルからモニターまで対応したレスポンシブデザインを構築できます。
Webflow に組み込まれたレスポンシブブレイクポイント(メディアクエリともいう)を使用して、さまざまな画面サイズに合わせてサイトデザインを構築することができます。デザイナー画面を表示した時はデフォルトブレイクポイントのデスクトップ表示ですが、さらに6つのブレイクポイントが用意されています。
レッスン概要
スタイルパネルで設定した内容は、ブレイクポイント「Desktop(~992px)」を基準として、大小双方に引き継がれていきます。
つまり、ブレイクポイント「Desktop」で設定された内容は、それよりも大きいブレイクポイントである「1280px and up」「1440px and up」「1920px and up」へと引き継がれていきます。また、例えば「1280px and up」で設定した内容はそれよりも大きいブレイクポイントに引き継がれていくように、「Desktop」より上位のブレイクポイントの設定は、より上位のブレイクポイントへと引き継がれていきます。
また、ブレイクポイント「Desktop」で設定された内容は、それよりも小さいブレイクポイントである「タブレット(991px~)」「Mobile landscape(767px~)」「Mobile portrait(479px~320px)」へと引き継がれていきます。またこちらも同様に、例えば「tablet」で設定した内容はそれよりも小さいブレイクポイントに引き継がれていくように、Desktopより下位のブレイクポイントの設定は、より下位のブレイクポイントへと引き継がれていきます。
デザインモードでもプレビューモードでも、デザイナー画面の上部にあるデバイスアイコンをクリックして各ブレイクポイントに切り替えることができます。
また、デザイナー画面のメインキャンバス自体のサイズを変更して、さまざまなデバイスのレスポンシブデザインをプレビューすることができます。
キャンバスのサイズをドラッグで変更しながら、現在のキャンバス幅に該当するデバイスでのサイトの見え方確認することができます。
各ブレイクポイントのスタイルの設定は、次の2つのパターンで設定されます。
たとえば、モバイルブレイクポイントのスタイルは、モバイルブレイクポイント自体に設定されたものであるか、タブレットブレイクポイント(若しくはデスクトップブレイクポイント)の設定が引き継がれたものである場合があります。スタイルパネルのスタイルプロパティの横にある青またはオレンジのラベルをクリックすると、そのスタイルがどのブレイクポイントで設定されたものなのかが確認できます。
現代は、デスクトップパソコン、タブレット端末、モバイル横、モバイル縦、さらにはスマートウォッチなど、あらゆるデバイスでWebサイトを表示するようになっています。サイトのレイアウトは、ブレイクポイントを利用して、それぞれのビューポート(画面幅)に対応する必要があります。ブレイクポイントとは、ビューポート(画面幅)に合わせてレイアウトが変更される設定のことです。
たとえば、Webflowのメインキャンバスでは、タブレットのブレイクポイントは最大991pxの画面幅まで表示されます。これは、閲覧者が画面幅992pxでサイトを表示した場合は、ブレイクポイント「タブレット」よりも大きいブレイクポイント「デスクトップ」で設定されたレイアウトでサイトが表示されますが、画面幅991px~768px(ブレイクポイント「タブレット」の最小値)でサイトを表示した場合、「タブレット」で設定されたレイアウトのサイトが表示されることを意味しています。
設計時にブレイクポイントを使用することで、サイト閲覧者がどの画面サイズでも適切なUXを得られるようになります。
Webflowでは次の4つのブレイクポイントがデフォルトで設定されています。
また、上記に加えてさらに3つのDesktopより大きなブレイクポイントを追加することができます。
ブレイクポイントを追加するには、デザイナー画面上部のデバイスアイコン左の三点リーダーから、ドロップダウンを開き、任意のブレイクポイントをクリックします。
一度追加したブレイクポイントは削除することができませんのでご注意ください。
追加したブレイクポイントは上部のバーに表示されます。追加した大きなブレイクポイントを削除することはできませんが、そのブレイクポイントに切り替えて、ラベルが青色のスタイルをOption + クリック(Mac)またはAlt + クリック(Windows)することで、そのブレイクポイントに設定された固有のスタイルをすべて削除することができます。これ以降大きなブレイクポイントに直接設定しなければ、ブレイクポイント「デスクトップ」で設定されたスタイルの全てが、大きなブレイクポイントに引き継がれます。
ノートパソコンでデザインしている場合や、ブラウザのビューポートが大きなブレイクポイントよりも狭い場合、キャンバスは自動的に縮小されます。
ただし、デザイナー画面上部の値をクリックすることで、手動で表示する画面幅を変えることができます。
デフォルトでは、すべてのブレイクポイントはデスクトップ(ベース)ブレイクポイントのスタイルを引き継いでいます。しかし、特定のブレイクポイントで設定を変更することによって、他のブレイクポイントから引き継がれた値をオーバーライド(上書き)することができます。
たとえば、タブレットのブレイクポイントでBodyの背景色を変更したとします。デスクトップと1280px以上のブレイクポイントの背景色は変わりませんが、モバイルのブレイクポイントには、タブレットブレイクポイントで変更されたされた背景色が表示されます。これは、タブレット用ブレイクポイントで適用されたスタイルが、より小さなブレイクポイント(モバイルランドスケープとモバイルポートレート)にのみ引き継がれるためです。
これら7つのブレイクポイントビューを使用すると、さまざまなデバイスサイズに合わせてウェブサイトをプレビューし、スタイルを設定することができます。
各ブレイクポイントは適用される画面幅がそれぞれ指定されています。
他のブレイクポイントから引き継いだテキストスタイルを上書きしたり、ブレイクポイントごとに異なるレイアウトを作成することができます。
ここでは、ブレイクポイントをカスタマイズするためのルールを説明します。
デスクトップでdivブロックの幅を400pxに設定した場合、他のブレイクポイントでスタイルを上書きしない限り、すべてのブレイクポイントでdivブロックの幅は400pxのままです。
例えば、モバイルランドスケープでこのdivブロックのwidthを100%にするとします。この場合、モバイルポートレートでの幅も 100% に変更されますが、デスクトップ、タブレット、およびそれよりも大きなすべてのブレイクポイントでは、divブロックの幅は400pxのままです。
ここで、デスクトップブレイクポイントでdivブロックの幅を500pxに変更すると、モバイルのブレイクポイントの幅は100%のままです。モバイルランドスケープでのスタイル設定を削除(Reset)すると、この値はデスクトップから引き継がれるようになり、すべてのブレイクポイントでdivブロックの幅が500pxになります。
ブレイクポイントを使用すると、画面ごとに特定のスタイルを設定することができます。これにより、他の画面幅でデザインを崩すことなく、各画面でデザインをカスタマイズすることができます。
スタイルの変更は、上下ブレイクポイントに引き継がれます。992px(デスクトップブレイクポイント)を起点に上位のブレイクポイントへ、下位のブレイクポイントへと引き継がれます。つまり、デスクトップ、1280px、1440px、1920pxブレイクポイントで適用されたスタイルは、より大きなブレイクポイントに引き継がれ、デスクトップのブレイクポイントで設定したスタイルは下位のブレイクポイントに引き継がれ、タブレットと2つのモバイルブレイクポイントに適用されます。タブレットで設定されたすべてのスタイルは、モバイルブレイクポイントに引き継がれます。上位のブレイクポイントから引き継がれたスタイルは上書きすることができます。
レスポンシブデザインを効率的に進めるために、まずデスクトップブレイクポイントでデザインしてから、下位のブレイクポイントでデザインを調整していくことをおすすめします。
特定のブレイクポイントでデザインをカスタマイズする場合、要素の順序を変更したり、要素設定パネルから設定を変更したり、要素事態を削除したりするときは注意が必要です。これらの変更は、現在編集しているブレイクポイントだけでなく、すべてのブレイクポイントで変更が反映されてしまいます。
スタイルパネルで行われた変更のみが、より大きなブレイクポイント、より小さなブレイクポイントに引き継がれます。設定パネルや設定モーダルでの変更は、現在編集しているブレイクポイントに関係なく、すべてのブレイクポイントの要素に影響します。
小さなデバイスでスタイリングしているときに、画像やテキストなどページ上のコンテンツを置き換えると、現在編集しているブレイクポイントに関係なく、すべてのブレイクポイントでコンテンツが変更されます。
キャンバス上やナビゲータパネルで要素を移動して、特定のブレイクポイントの要素の順序を変更することはできません。このように要素の順序を変更すると、現在編集しているブレイクポイントに限らず、すべてのブレイクポイントで順序の変更が反映されます。
スタイルパネルの「Flex」を使用することで、小さいブレイクポイントでの要素の順序を変更することができます。また、メインキャンバス上のグリッドコンテナの直接の要素の位置と順序を、任意のブレイクポイントごとに変更することができます。
いずれかのブレイクポイントで要素を削除すると、すべてのブレイクポイントでその要素が削除されます。しかし、スタイルパネルで「Display」を「none」に設定することで、特定のブレイクポイントの要素を非表示にして、そのブレイクポイント固有のレイアウトを作成することができます。「Display」はスタイルなので、同じクラスを持つすべての要素に適用され、その設定はより小さなブレイクポイントにも引き継がれます。
「Display」を「none」にして非表示になった要素はWebサイト上では見えませんが、HTMLソース上には存在します。
青またはピンクのインジケータ(スタイルの横にあるテキストまたはアイコンのラベル)をクリックして、「Reset」を選択すれば、いつでも設定したスタイルの値を削除できます。また、キーボードのOption/Altを押しながらインジケータをクリックすると、ワンクリックで設定を削除できます。
タブレットのブレイクポイントのスタイルがモバイルのブレイクポイントに引き継がれている場合、タブレットでそのスタイルを削除すると、モバイルのブレイクポイントもデスクトップのスタイルを引き継ぐようになります。
レスポンシブデザインでは、デバイスの幅、デスクトップパソコンの場合はブラウザのビューポートの幅に基づいて、ページ上の要素がレスポンシブされます。デザイナー画面の上部にある各ブレイクポイントをクリックすることで、デザインがどのようにレスポンシブするかを確認することができます。
キャンバスのサイズを変更すると、その画面幅を持つ一般的なデバイス名が画面下部に表示されます。
いかがでしょうか。
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Webflowとはなにか?についてはこちらで解説しています。合わせてご覧ください。
Webflowについての基本的な使い方について解説した他の記事はこちらからご覧ください。
Webflowのメリットについて解説した記事も投稿しています。よろしければご覧ください。
会社名
Funwork株式会社
所在地
東京都千代田区東神田3-4-12
代表者
堀尾 尭史
電話番号
メール
03-5809-2979
backoffice@funwork2020.com
URL
設立日
2020年5月18日
資本金
9,000,000円
取引銀行
きらぼし銀行
Webサイト、ITサービス受託開発
マーケティングコンサル事業
シェアオフィス及びコワーキングスペースの運営