Webflowにとって2022年は躍進の年と言えたのかもしれません。
アメリカを中心に世界での利用者数が大幅に増大し、Webflowで作られたサイトのビジター数は400億にも上ります。
これは、Webflowが2018年ごろからまともに使えるようになり始めていこう、絶えずアップデートを繰り返し、まさに日進月歩でユーザビリティの向上、ひいてはクライアントにとって高いメリットを生み出すツールに進化していっているからだと思います。
そして2022年11月10日~11日に開催された「Webflow Conference」では、様々なWebflowの大型アップデート情報が発表されました。
下記についてWebflowの発表を日本語に翻訳し、皆さんにいち早くお届けします。
<サイト構築機能のアップデート>
<コラボレーション機能アップデート>
<Webflowサポートの充実化>
Webflowとはなにか?についてはこちらで解説しています。合わせてご覧ください。
Webflowについての基本的な使い方についてもこちらで解説しています。
Webflowのシンボル機能(再利用ブロックのような機能)がコンポーネント機能として機能拡張されます。
これによってWebflowでより効率的にかつ柔軟に構築作業ができるようになります。
具体的な改善ポイントは次の3つです。
Webflowで制作したコンポーネントインスタンスをReact環境でも使用できるようになりました(現在はベータ版)。
今までWebflowはサイト制作という閉ざされた領域の中で、その利便性を発揮していましたが、これからはアプリケーション開発に置いてもノーコードによる効率化を図れるツールに生まれ変わります。
また、Reactの開発環境に接続した後も、Webflowでコンポーネントを編集すれば、その変更はReactの開発環境にも反映されます。これによって、アプリケーションの開発者はより機能部分の構築に集中でき、高品質・短納期でのプロダクトリリースが可能になります。
Webflowはでは今後、10万を超える膨大なコンテンツを管理できるようになります。
今までのWebflowは中規模ブログには対応できるものの、大規模なメディアサイトには対応できませんでした。なぜなら、管理できるコンテンツの上限が1万件までだったからです。
しかし、今後はサイトスピードを損なうことなく、10万件以上ものコンテンツを管理できるようになります。
これによって、大規模なサイト構築要件を満たしやすくなりました。
Webflowは元来、ページやコンテンツの制作効率の観点から、大規模サイトとの相性が非常にいいノーコードツールです(ボリュームディスカウントが利くイメージです)。この機能拡張によって、より効率的に、短期間で、リーズナブルな大規模サイトを構築しやすくなりました。
CMSの上限拡張についての詳細はこちらからご覧ください(英語)
2023年中にWebflowのCMSは多言語対応機能が実装されます。
Webflowではより大規模なサイト構築に適するようにこれまでアップデートを続けて来ました。しかしながら、大規模なサイトになればなるほどグローバル対応は必須です。
従って、Webflowでは言語ごとにCMSコンテンツのスタイル変更、alt属性の変更、コンテンツ自体の翻訳など様々な多言語対応機能をCMSに実装予定です。
また、これはWebflowだけに閉じた機能ではありません。サードパーティー製の翻訳ツールを使用している場合に備え、API連携の機能も実装予定です。
Webflowの多言語化に向けた利便性の向上にご期待ください。
CMS機能の拡張に合わせて、eコマースの登録アイテム数の上限も下記の様に改善されます。
eコマース機能拡張についての詳細はこちらからご覧ください(英語)
Webflowの新機能の中で目玉の一つである会員機能(Membership)のベータ版が、Webflowを使用する全ユーザーに向けて解放されました。
また、CMS機能の拡張に合わせて、管理できる会員数も20,000ユーザーへと引き上げられました。
これによって、カスタマーサクセスコミュニティや社内ポータル、eラーニングサイトの構築など、これまでWebflowだけでは無しえなかった類のサイト構築がWebflowで誰でもできるようになります。
会員機能(Membership)の詳細についてはこちらからご覧ください(英語)
Webflowの新機能の中で目玉の一つであるワークフロー機能(Logic)についても順次本番リリースに向けて開発を進めています。
これによって、Webflow上で様々な挙動を自動化することができます。
例えば、
・自社サイト訪問者の自動的リード割り当て機能
・ユーザートリガーのコンテンツ自動生成機能
・リードトラッキング機能
など
また、サードパーティー製の様々なツールとも簡単に接続可能になるなど、Webflowの可能性を飛躍的に向上させる機能になっています。
活用事例についてはこちらのコミュニティからご覧ください(英語)
Webflowで使用するフォントの幅と太さをインジケーターで自由に変えられる機能が実装予定です。
この機能はバリアブルフォントと言われ、Web制作の領域においても比較的新しい概念です。
これによって、今までの様に100刻みでフォントウェイトを選択する必要が無くなりました。インジケーターを使って、自分の好きなフォントスタイルをサイトに実装できるようになるからです。
また、バリアブルフォントはマウスホバーやインタラクションでも機能します。
つまり、マウスホバーするとセクションタイトルの文字自体が横にびよーんと伸びるようなそんなトリッキーな楽しいサイトを作れるようになりました。
サイト制作時、クライアント側でWebflowの構築環境(ワークスペース)を保持している場合、制作会社やフリーランスを無料で構築環境に招待できるようになりました。
Webflowでは今まで、Webflowのワークスペース上に共同作業者を招待する場合、アカウントプランを招待する人数分契約しなければなりませんでした。
これが、大規模なサイト制作体制や、柔軟なサイト制作体制を阻害し、Webflowの拡大の妨げになっていました。
しかし、この招待が無料になることで、よりリーズナブルに自由にWebflowを使用することができるようになります。
このアップデートは2022年11月後半のリリースを予定しています。
この無料ゲスト招待機能は、招待されるユーザーが「Freelancer and Agency Workspace plans」である必要があります。ご注意ください。
当社では、すでにこのプランに登録されておりますので、例えばすでにWebflowでサイト構築を行っているお客様のサイトメンテナンスなどにもお気軽にご活用いただけます。
ワークスペースに無料で招待できるようになったことで、Webflowの共同作業は加速しますが、その分セキュリティリスクが上がってしまいます。
そこで、Webflowでは上記無料招待機能の追加と合わせて、招待したユーザーにどのサイトを見せるか権限制御できる機能もリリース予定です。
これによって、様々な関係者とWebflow上で複数プロジェクトを同時進行で切るようになります。
Webflowでは更なる共同作業への利便性向上を目指し、ブランチ機能の実装も進めています。
現在は、Webflow EnterpriseとEnterprise Partnerの方にのみ公開されています。
このブランチ機能によって、ページごとにブランチを作ることができ、ブランチごとに同時編集ができるようになりました。
以前のWebflowでは、1プロジェクトあたり1ユーザーしかデザイナー画面を操作できませんでした。しかし、このブランチ機能により、複数人でページを分担し同時に構築することができるようになったのです。
ただでさえ早いWebflow構築スピードは、このブランチ機能によってより高速化されます。
Webマーケティングに置いても、複数ページで同時にPDCAサイクルを回すことができるため、特に、様々なプロダクトを抱えている企業様の大規模サイトにおいて、大きな真価を発揮することでしょう。
ブランチ機能の詳細については22年12月8日(GMT)に予定されているウェビナーへご参加ください(英語)
総合的なコミュニティサイト「Webflow マーケットプレイス」がオープンします。
Webflowにはこれまで、ユーザーの活用支援の観点から、次のようなコンテンツを用意指定ました。
Templates:Webflowでそのまま使えるテンプレート集
Made in Webflow:Webflowユーザーの作品集(複製利用も可能)
Webflow Experts:Webflow公式制作会社及びフリーランスの紹介サイト
これらのコンテンツを統合しパワーアップさせたものが「Webflow マーケットプレイス」です。
具体的に新しく実装されるコンテンツについて以下で3つ紹介します。
上記Webflowマーケットプレイスの一部として、WebflowではWebflowを用いた開発者に向けた様々な支援策を提供します。
いかがでしょうか。
Webflowについて詳しくない方も、Webflowについて詳しい方も、今回の内容のなかで1つでも興味の湧くアップデート情報があれば幸いです。
また、今回のリリースを受けて、関心の湧いた方に向けて無料Webflow説明会を当社では実施しています。
以下よりお問い合わせフォームにアクセスし、お気軽にお申し込みください。
Webflowの広がりによって、発注側も制作側もより幸せになれる社会の創造に向けて、当社は邁進していきます。
今後とも宜しくお願い致します。
会社名
Funwork株式会社
所在地
東京都千代田区東神田3-4-12
代表者
堀尾 尭史
電話番号
メール
03-5809-2979
backoffice@funwork2020.com
URL
設立日
2020年5月18日
資本金
9,000,000円
取引銀行
きらぼし銀行
Webサイト、ITサービス受託開発
マーケティングコンサル事業
シェアオフィス及びコワーキングスペースの運営